だが、おかわり。

ナンパについて話します。

その行為について

タクシードライバーという映画を見ていた。
「お前は若い。女を抱け。好きな事をやるんだ。」
そう言われて、後押しされるようにスクリーンの男は実行へ移す。

 

それを見ていて思う。
女を抱くことなんて、学校や会社、友達 、
そんな中でしかチャンスがないじゃないだろうか。

合コンなんてなおさら、そういった誘いがない限り一切そういったチャンスがない。
そんな時私は、1ページでまとめられた怪しい長文を見つけた。

騙される前提で、その有料商材を手に取る。

一通りそのマニュアルを読み終えたが、
なかなか実行に移せず、1年くらいが経った。

 

そして、初めて実践してみた。
ターゲットが前にいる。だんだん近づいていく。
心拍数が上昇する。
解き放った。

極度の緊張感とは裏腹に、
見ず知らずの女性と会話することの興奮を覚える。

アドレナリンが大放出される。 

狂ったように、反復してその行為を続ける。

いつしか、行為の延長にある生殖活動に身を燃やす。
狂ったように、そのルーチンを繰り返す。
 

繰り返す。
 

しばらくすると、「モノ」に依存するようになる。
無いと息ができなくなる。 

自分が作ったかごに自ら入り抜け出せなくなってもがいている。

 

他にやることがあるんじゃないか。
仕事や趣味をしたり、友達と飲んだり。

そして、笑いあったり話ができる女性と会う。
「モノ」ではなく「女性」と。 

 

感情のある「モノ」なんてない。
ラベリングするもんじゃない。

行為自体は手段の一つとして、気ままにやるほうがいい。

 

本当の意味で好きなことをやるべき。